バックプレートに使用される鋼材
バックプレートに使われている鋼材は、鉄の一種です。しかし、一口に鉄といっても様々なものが存在し、使用用途により使い分けられています。
また、サーキット走行で必要になる強力な踏力に耐えるため、バックプレートには強度が必要となります。しかし、硬くなればそれだけ加工も困難になり、同時に脆さというデメリットも抱えることとなります。硬いことのデメリットでもある脆さは、バックプレートとして致命的であることは想像が出来ると思います。
この問題を解決するためには、硬さと柔軟性を備えた鋼材を使用しなくてはなりません。
この硬度と粘りのバランスが「ZONE」のこだわりです。
◇参考データ
ロックウェル硬度計 測定値 84(数値は計測値であり概数です)
引張り強度 400~510N/mm2(41~52kg/mm2)
ロックウェル硬度計 測定値 61(数値は計測値であり概数です)
引張り強度 270N/mm2以上(28kg/mm2以上)
注意!
※数値が大きくなると、硬度は固くなり、引張り強度は強くなります。
※硬度は実測値、引張り強度はJIS規格による鋼材の規格数値を表記しています。
※全てのアフターマーケット商品に当てはまるわけではありません。
データからもわかるように、「ZONE」のバックプレートは、硬さと柔軟性を兼ね備えています。もし、タイムアップのために強力な踏力が必要なければ、バックプレートも必要最低限のクォリティで問題がないはずです。
しかし、素早く制動力を立ち上げるときの、強烈な踏力に応えることができるバックプレートであることが「ZONE」に要求されるクォリティなのです。